ってどうなってる?

フリーランスエンジニアの市場価値

当社データ(対象期間:2025年4月~9月)を基に
業界別・職種別で解説

掲載日:2025年11月19日

フリーランスエンジニアの市場価値を決めるのはスキルや経験だけではなく、性格や性質、また企業ニーズとのバランスが関係します。
つまり、企業から社会的価値を認められる事でフリーランスエンジニアとしての価値も高まります。
この記事では、当社データに基づき「今求められるフリーランスエンジニア」について当社視点で考察します。

目次

  1. 一般的に企業ニーズが高いエンジニア
  2. 業界別で見るニーズが高い職種
  3. 職種別で見るニーズが高いスキル
  4. フリーランスエンジニアの単価相場
  5. 市場価値を高める為に
  6. まとめ

この記事のポイント

  • フリーランスエンジニアはスキルに加えて、ビジネススキル、遂行能力、コミュニケーション能力などが重要視される傾向が強い。
  • 各業界において「システムエンジニア」が最も求められている傾向あり。
  • 最も高い平均単価は「セキュリティコンサルタント」で94.4万円。
  • フリーランスエンジニアの価値は「スキル」「経験」「マネージメント能力」の3つで決まる。

一般的に企業ニーズが高いエンジニア

企業がフリーランスエンジニアを活用するメリットには以下のような事が挙げられます。

  • 即戦力を短期間で獲得できる
  • 人材育成コストや採用コストを削減できる
  • 多様なノウハウやスキルによってイノベーションが促進される

企業側からすると、プロジェクトや成果物単位で契約する事ができ、また特定の分野において専門性の高い人材をアサインする事ができる為、より効率的に課題解決できたかどうかが重要なポイントとなります。
つまり、正社員と同等もしくはそれ以上の成果を挙げられるフリーランスエンジニアが企業から求められる傾向があり、エンジニアとしてのスキルに加えて、ビジネススキル、遂行能力、コミュニケーション能力などが重要視される傾向が強いと言えます。

一般的に企業ニーズが高いエンジニア

業界別で見るニーズが高い職種

まず、各業界においてどんな職種が求められているのか上位5つで見ていきます。
下記は2025年4月~9月の当社データを基に算出しています。

IT・ソフトウェア業界
1位開発エンジニア(SE・PG)
2位PM・アーキテクチャ
3位インフラエンジニア
4位ウェブ制作
5位コンサルタント
コンサルティング業界
1位開発エンジニア(SE・PG)
2位PM・アーキテクチャ
3位PM・PMO
4位セキュリティコンサルタント
4位データサイエンティスト
製造業界
1位コンサルタント
2位開発エンジニア(SE・PG)
3位PM・PMO
3位インフラエンジニア
5位マーケティングコンサルタント
その他全般
1位開発エンジニア(SE・PG)
2位PM・アーキテクチャ
3位インフラエンジニア
4位ウェブ制作
5位コンサルタント

どの業界においても「開発エンジニア(SE・PG)」のニーズが高く、最も求められている職種と言えます。
次いでインフラエンジニア、PM系職種の登場が多い結果となりました。
IT・ソフトウェア業界やコンサルティング業界では実際に手を動かす開発リソースが求められており、それ以外の業界では上流工程から携わっていただく事を求められている傾向がありそうです。
当社のフリーランスサービスでは「システム開発・運用」や「インフラ構築・整備」といったニーズをクライアントからいただくケースが多く、まさにそのような状況が反映された結果と言えそうです。

職種別で見るニーズが高いスキル

次に職種毎におけるニーズが高いスキルにはどんなものが位置付けられているのかを見ていきます。
下記は2025年4月~9月の当社データを基に算出しています。

開発エンジニア(SE・PG)
1位C#
2位JavaScript
3位Java(サーバーサイド)
4位TypeScript
5位Python
インフラエンジニア
1位Amazon Web Services
2位Microsoft Azure
3位ネットワーク構築
4位Google Cloud Platform
5位セキュリティ構築

開発領域では「C#」や「Java」などが上位となり、主に業務系システムの開発で用いられています。
また「JavaScript」や「TypeScript」などフロントエンド開発に用いられる開発言語のニーズは継続して高くなっております。
尚、AI関連での開発で用いられるPythonもランクインとなっております。

インフラ領域ではAWSのニーズが最も高いスキルとなります。
AWSはクラウドインフラ市場でも上位に挙げられていますが、小規模~大規模まで幅広く活用されている事が分かります。

フリーランスエンジニアの単価相場

最後にフリーランスエンジニアの単価相場はどうなっているのか見ていきます。
下記は2025年4月~9月の当社データを基に算出しています。

職種 平均単価 ※1
1位セキュリティコンサルタント 94.4万円
2位PM・アーキテクチャ 87.3万円
3位PM・PMO 86.2万円
4位データサイエンティスト 74.8万円
5位インフラエンジニア 72.9万円
6位セキュリティエンジニア 72.4万円
7位開発エンジニア(SE・PG) 66.9万円
8位コンサルタント ※2 60.5万円
9位ウェブ制作 59.7万円
10位マーケティングコンサルタント 49.7万円
プログラミング言語 平均単価 ※1
1位Ruby 84.0万円
2位TypeScript 81.4万円
3位Kotlin(Android) 79.7万円
4位Go 77.8万円
5位Swift(iOS) 74.7万円
6位Kotlin(サーバーサイド) 72.4万円
7位Python 72.0万円
8位PHP 71.7万円
9位Java(サーバーサイド) 70.1万円
10位Objective-C 66.9万円
フレームワーク・環境 平均単価 ※1
1位FastAPI 80.0万円
2位Docker 79.3万円
3位Angular 79.0万円
4位React 78.3万円
5位Terraform 77.0万円
6位Microsoft Azure 76.0万円
7位React Native 75.0万円
8位ネットワーク構築 74.7万円
9位Nuxt.js 73.5万円
10位SAP 72.0万円
番外編 平均単価 ※1
C 64.0万円
C++ 64.0万円
C# 62.2万円
HTML 63.2万円
CSS 63.3万円
JavaScript 65.5万円
Vue.js 67.3万円
Laravel 69.4万円
Amazon Web Services 70.1万円
Google Cloud Platform 70.8万円
  • 単価は「月額」です。
  • 平均単価算出においては取り扱い案件数が関係する為、職種順位とスキル順位が連動しない場合がございます。
  • 当社の取り扱い実績に基づく為、市場感と乖離が生じている場合がございます。
  • 当社の職種「コンサルタント」は月次の稼働工数が少ない案件が主流の為、平均単価が低い結果となりました。(一般的には高単価の職種です。)

職種観点では、上流工程のポジションには高単価が設定される事が明らかな結果となっています。
ただし、報酬単価にはMax設定とMin設定がある(「80~100万円」といったケース)為、必ずしも「開発エンジニア(SE・PG)よりセキュリティエンジニアの方が高単価」という事ではありませんので、ご注意ください。

一方、昨今ではAIや機械学習系の単価が上昇しており、この傾向はこの先もしばらく続くと予想されます。単純に「報酬アップ」という観点では、もしかすると上流ポジションを目指すよりAIなどの最新技術を習得する方が良いかもしれません。

市場価値を高める為に

ここまで、業界毎のニーズや職種毎のニーズ、単価相場について見てきましたが、上流工程のポジション(職種)に対しては高報酬を設定されるケースが多く、おそらくこれはエンジニア市場全般で同じ事が言えます。
ずばり、フリーランスエンジニアとしての価値は「スキル」「経験」「マネージメント能力」の3つで決まります。これらを兼ね備えたエンジニアは市場価値が高く、結果、企業ニーズも当然高まるわけです。

スキル

エンジニアにとって「スキル」は土台です。既に保有しているスキルを磨くと同時に最新の技術トレンドをキャッチアップし続ける事が重要です。その両輪をもって継続的に成長し、専門性を高める事が結果的に報酬アップに繋がります。

経験

業務経験としての実績を積み重ねる事も重要です。過去の成果物や数値はレポートやポートフォリオとしてまとめておくと契約時の決め手となり、ご希望の案件に参画できる可能性が高まります。結果としてさらに実績が積まれるでしょう。

マネージメント能力

マネージメント能力にはプロジェクトの管理スキルの他、チームマネージメント力や報・連・相といったビジネススキルも含まれます。これらを兼ね備える事でクライアントの期待を上回る成果を出す事ができ、高い評価を獲得するでしょう。

まとめ

現在の自分に「習得できている事」「習得すべき事」は何か。そういった事を自己分析し継続的に成長する事が大切です。そして最新技術を持ち合わせたフリーランスエンジニアになる事が、結果として収入を上げ長く活躍する事に繋がります。

パーソルクロステクノロジーのフリーランスサービスでは「フリーランスのITエンジニア向けキャリア相談(無料)」を随時、受付中です。また、現在のスキルでどれ位の報酬が見込めるのかを診断できる「フリーランス診断」も展開しております。
ご自身の現在地を知る事で見えてくるものがあるかもしれません。是非、お試しください。

キャリア相談 フリーランス診断

【会員限定】未公開案件をご提案可能なケースがあります。